Dell Optiplex GXa Solaris 8  x86  6/00

戻る




mrtg-2.9.25

MRTG (Multi Router Traffic Grapher) でネットワーク機器のトラフィックをグラフ化する。
Solaris x86サーバーを監視するにはsnmpをサーバーに喋らせる設定も必要。snmpの
記録はこちら


必要なソフトウェア:

zlib-1.1.4
http://www.gzip.org/zlib/

libpng-1.2.5
http://www.libpng.org/pub/png/src/

gd-2.0.9
http://www.boutell.com/gd/http/

mrtg-2.9.25
http://people.ee.ethz.ch/~oetiker/webtools/mrtg/pub/



zlib-1.1.4のインストール:

作業ディレクトリを作成する。
	$ mkdir /opt/src/zlib-1.1.4

アーカイブのダウンロードは、ダウンロード元がphpスクリプトで実行されているため
wgetが使えなかったので、他端末(Windowsなど)で行った後、FTPで作業ディレクトリ
にUpLoadした。

作業ディレクトリに移動する。
	$ cd /opt/src/zlib-1.1.4

アーカイブを解凍展開する。
	$ tar xozf zlib-1.1.4.tar.gz

展開されたディレクトリに移動する。
	$ cd zlib-1.1.4

最適化スクリプトを実行してMakefileを作成させる。
	$ ./configure

コンパイルする。
	$ make

SuperUserになる。
	$ su
	password:

インストールする。
	# make install

一般ユーザーに戻る
	# exit


libpng-1.2.5のインストール:

作業ディレクトリを作成する。
	$ mkdir /opt/src/libpng-1.2.5

作成した作業ディレクトリに移動する。
	$ cd /opt/src/libpng-1.2.5

アーカイブをダウンロードする。
	$ wget http://www.libpng.org/pub/png/src/libpng-1.2.5.tar.gz

ダウンロードしたアーカイブを解凍展開する。
	$ tar xozf libpng-1.2.5.tar.gz

展開されたディレクトリに移動する。
	$ cd libpng-1.2.5

Solaris用のmakefileを正式なmakefileとしてコピーする。。
	$ cp scripts/makefile.solaris ./makefile

SuperUserになる。
	$ su
	password:

インストールする。
	# make install

一般ユーザーに戻る
	# exit


gd-2.0.9のインストール:

作業ディレクトリを作成する。
	$ mkdir /opt/src/gd-2.0.9

作成したディレクトリに移動する。
	$ cd /opt/src/gd-2.0.9

アーカイブをダウンロードする。
	$ wget http://www.boutell.com/gd/http/gd-2.0.9.tar.gz

ダウンロードしたアーカイブを解凍展開する。
	$ tar xozf gd-2.0.9.tar.gz

展開されたディレクトリに移動する。
	$ cd gd-2.0.9

最適化スクリプトを実行してMakefileを作成させる。
	$ ./configure

コンパイルする。
	$ make

SuperUserになる。
	$ su
	password:

インストールする。
	# make install

一般ユーザーに戻る
	# exit


mrtg-2.9.25のインストール:

作業ディレクトリを作成する。
	$ mkdir /opt/src/mrtg-2.9.25

作成したディレクトリに移動する。
	$ cd /opt/src/mrtg-2.9.25

アーカイブをダウンロードする。
	$ wget http://people.ee.ethz.ch/~oetiker/webtools/mrtg/pub/mrtg-2.9.25.tar.gz

ダウンロードしたアーカイブを解凍展開する。
	$ tar xozf mrtg-2.9.25.tar.gz

展開されたディレクトリに移動する。
	$ cd mrtg-2.9.25

最適化スクリプトを実行してMakefileを作成させる。
	$ ./configure

コンパイルする。
	$ make

SuperUserになる。
	$ su
	password:

インストールする。
	# make install


MRTGの設定:

今回はこのサーバーで、このサーバー自身のトラフックと、LAN内の他のSolarisサーバー
のトラフィックをグラフ化した場合の記録。

イメージ画像(png)とhtmlファイルを吐き出す場所は、/export/home/admin/htdocs/mrtg/で、
各設定ファイルを格納する場所は、/export/home/admin/mrtg.configs/内とした場合のもの。

設定ファイルを格納しておくディレクトリを作成する。
	#mkdir /export/home/admin/mrtg.configs

イメージとhtmlファイルを吐き出させるディレクトリを作成する。
	# mkdir /export/home/admin/htdocs/admin



LAN内の他のSolarisサーバー(192.168.1.100)の設定ファイル(mrtg.host1)を作成させる。
	/usr/local/mrtg-2/bin/cfgmaker --global 'WorkDir: /export/home/admin/htdocs/mrtg' \
	--global 'Options[_]: bits,growright' \
	--output /export/home/admin/mrtg.configs/mrtg.host1 \
	public@192.168.0.100

作成した設定ファイルを元に、イメージとhtmlファイルを吐き出させる。
	# /usr/local/mrtg-2/bin/mrtg /export/home/admin/mrtg.configs/mrtg.host1

この時以下のようなWarningが出る。
	Rateup WARNING: /opt/local/mrtg-2/bin/rateup could not read the primary log file for 192.168.1.100_2
	Rateup WARNING: /opt/local/mrtg-2/bin/rateup The backup log file for 192.168.1.100_2 was invalid as well
	Rateup WARNING: /opt/local/mrtg-2/bin/rateup Can't remove 192.168.1.100_2.old updating log file
	Rateup WARNING: /opt/local/mrtg-2/bin/rateup Can't rename 192.168.1.100_2.log to 192.168.1.100_2.old updating log file

もう一度同じコマンドを実行する。
	# /usr/local/mrtg-2/bin/mrtg /export/home/admin/mrtg.configs/mrtg.host1

今度は以下のようなWarningが出る。
	Rateup WARNING: /opt/local/mrtg-2/bin/rateup Can't remove 192.168.1.100_2.old updating log file

これらのWarningは最初の2回だけ出るもの(元々のログファイルなどがないから)で、3回目
からは出ないので気にする必要はない。

cronを使って毎分このコマンドを実行さて記録し続けるように設定する。
crontabを編集する。
	# crontab -e

以下の項目を追加記述して保存する。
	### MRTG for host1 ###
	* * * * * /usr/local/mrtg-2/bin/mrtg /export/home/admin/mrtg.configs/mrtg.host1

他端末からブラウザで確認してみる。
	http://www.domain.com/mrtg/192.168.1.100_2.html


このサーバー自身(192.168.1.150)の設定ファイル(mrtg.host2)を作成させる。
	/usr/local/mrtg-2/bin/cfgmaker --global 'WorkDir: /export/home/admin/htdocs/mrtg' \
	--global 'Options[_]: bits,growright' \
	--output /export/home/admin/mrtg.configs/mrtg.host2 \
	public@192.168.0.150

作成した設定ファイルを元に、イメージとhtmlファイルを吐き出させる。
	# /usr/local/mrtg-2/bin/mrtg /export/home/admin/mrtg.configs/mrtg.host2

この時以下のようなWarningが出る。
	Rateup WARNING: /opt/local/mrtg-2/bin/rateup could not read the primary log file for 192.168.1.150_2
	Rateup WARNING: /opt/local/mrtg-2/bin/rateup The backup log file for 192.168.1.150_2 was invalid as well
	Rateup WARNING: /opt/local/mrtg-2/bin/rateup Can't remove 192.168.1.150_2.old updating log file
	Rateup WARNING: /opt/local/mrtg-2/bin/rateup Can't rename 192.168.1.150_2.log to 192.168.1.150_2.old updating log file

もう一度同じコマンドを実行する。
	# /usr/local/mrtg-2/bin/mrtg /export/home/admin/mrtg.configs/mrtg.host2

今度は以下のようなWarningが出る。
	Rateup WARNING: /opt/local/mrtg-2/bin/rateup Can't remove 192.168.1.150_2.old updating log file

これらのWarningは最初の2回だけ出るもの(元々のログファイルなどがないから)で、3回目
からは出ないので気にする必要はない。

cronを使って毎分このコマンドを実行さて記録し続けるように設定する。
crontabを編集する。
	# crontab -e

以下の項目を追加記述して保存する。
	### MRTG for host2 ###
	* * * * * /usr/local/mrtg-2/bin/mrtg /export/home/admin/mrtg.configs/mrtg.host2

他端末からブラウザで確認してみる。
	http://www.domain.com/mrtg/192.168.1.150_2.html