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SSH-1.2.30
自分が加入しているプロバイダや勤務先のIPアドレスからのtelnetによる接続を tcp_wrappersに
よって許可していたが、途中で盗聴されていると困るのでsshを導入し、telnetのポートは閉じるこ
とにした。
クライアントソフトのTeraTerm(ttsh)は、現状でSSH version1.5(ssh-1.2.30)までにしか対応して
いないので、これをインストールすることにする。
(後でssh-2.x.x をインストールしても大丈夫らしい。 →ssh-2.x.x は ssh-1.x.xが事前に
インストールされていると、自動的にどちらのバージョンも使えるようにしてくれるそうだ。)
※後にssh-3.1.2のインストール記録あり。
必要なソフトウェア:
ssh-1.2.30.tar.gz
ftp://ftp.kyoto.wide.ad.jp/pub/security/ssh/
インストール:
作業ディレクトリを作成する。
$ mkdir /opt/src/ssh
作成したディレクトリに移る。
$ cd /opt/src/ssh
アーカイブをダウンロードする。
$ wget ftp://ftp.kyoto.wide.ad.jp/pub/security/ssh/ssh-1.2.30.tar.gz
解凍展開する。
$ tar xozf ssh-1.2.30.tar.gz
解凍展開したディレクトリに移る。
$ cd ssh-1.2.30
tcp_wrappersのIP認証機能も使うので、必要なファイルをこの中にコピーしておく。
$ cp /opt/src/tcp_wrappers/tcp_wrappers_7.6-ipv6/tcpd.h ./
tcp_wrappers のライブラリを指定しつつ最適化させる。
$ ./configure --with-libwrap=/opt/src/tcp_wrappers/tcp_wrappers_7.6-ipv6/libwrap.a
コンパイルする。
$ make
SuperUser になる。
$ su
password:
インストールする。
# make install
設 定
/etc/services をviで開く。
# vi /etc/services
以下の2行を追加する。
ssh 22/tcp
ssh 22/udp
/etc/inetd.conf をviで開く。
# vi /etc/inetd.conf
以下の一行を追加する。
ssh stream tcp nowait root /usr/local/sbin/tcpd /usr/local/sbin/sshd -i
inetdにHungUpSignalを送る。
# pkill -HUP inetd
rootのログイン禁止。
sshはrootでログインできてしまうのが判明したので、入れないようにする。
/etc/sshd__config をviで開く。
# vi /etc/sshd_config
以下の行の yes を no にする。
PermitRootLogin no
TeraTerm
http://www.zip.com.au/~roca/download.html から ttssh154.zip をダウンロードする。
ついでに、日本語版のTeraTermも入れよう。 http://sakura.sfc.wide.ad.jp/teraterm-j/ から
ttrmp2313j.lzh をダウンロードする。
二つのファイルをダウンロードして解凍したら、今まで使っていた
C:\Program Files\TTERMPRO\
のディレクトリの中に全て移動する。
ttssh.exe を起動する。(ショートカットを作っておくと便利だろう)
Tera Term : New Connection ダイアログが出るが、一旦 Cancelを押して逃げておく。
設定メニューの SSH... を選択する。
TTSH: Setupダイアログ下方の SSH Known Hosts 欄の Read/write file: ボタンを押す。
ファイル名:ssh_known_hosts の状態のまま、開く ボタンを押す。
TTSH: Setupダイアログに戻ったら、そのままOKを押す。
ファイルメニューから 新規接続 を選ぶ。
Tera Term : New Connection ダイアログが再び現れるので、HOSTにホスト名、ServiceにSSHを
選択してOKボタンを押す。
UserNameとPassphraseを入力してOKボタンを押すとSSHで接続できる。
TELNETの停止
SSHで接続できるようになったのが確認できたら、TELNETを停止する。
(tcp_wrappersのログによる侵入者の検知のため、完全に停止するのではなく、TELNETでの接続
はwrapperの機能により、全て拒否させるようにする。)
/etc/hosts.allowをviで編集する。
# vi /etc/hosts.allow
ファイルの先頭に以下の一行を追加する。
in.telnetd : ALL : deny