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gnuのsh-utils付属のnohupコマンドのマニュアル。
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nohup(1)                                                 nohup(1)
名前
       nohup - ハングアップに反応しないようにしてコマンドを実行す
       る
書式
       nohup command [arg...]
       nohup [--help] [--version]
説明
       nohup はハングアップシグナルを無視するかたちで command  を
       実 行する。こうすると command は、ログアウトした後もバック
       グランド実行を続けることができる。
       スケジューリング優先度は 5 増やされるので、実行の割り当 て
       時間はやや小さくなる。標準出力が端末のときは、標準出力と標
       準エラー出力は `nohup.out' へ追加書き込みモードでリダイ レ
       ク ト さ れ る。  `nohup.out'   へ 書 き 込 め な い場合は
       `$HOME/nohup.out' へ追加書き込みする。それでも書き込めない
       場合は、コマンドは実行されない。
       nohup が 'nohup.out' もしくは '$HOME/nohup.out' を生成した
       ときは、そのファイルのパーミッションは `go-rwx' になる。対
       象のファイルがすでに存在するときは、ファイルのパーミッショ
       ンの変更はしない。
       nohup は自動的にはコマンドをバックグランドに送らないので、
       コ マ ン ドラインの末尾に `&' をつけて、ユーザーが明示的に
       バックグラウンドへ送る指定をする必要がある。
オプション
       GNU nohup が引数一つだけで起動された場合には、以下の オ プ
       ションが認識される:
       --help  標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了す
              る。
       --version
              標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。
注意
       プログラムのバグについては bug-sh-utils@gnu.org に報告して
       く だ さ い。 ページの更新は Ragnar Hojland Espinosa  が行っています。
GNU Shell Utilities 2.0   18 August 1999                 nohup(1)