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GNUのtextutils付属のfoldコマンドのマニュアル。

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FOLD(1)                                                   FOLD(1)

名前
       fold - 入力行を指定された幅にあわせて折りたたむ

書式
       fold    [-bs]    [-w    WIDTH]     [--bytes]    [--spaces]
       [--width=WIDTH] [FILE...]

       fold [--help] [--version]

説明
       fold は指定されたファイルの内容を標準出力に書き込む。そ の
       際、長い行は複数の短い行に分割する。 FILE が一つも与えられ
       ないと標準入力から読み込む。また FILE が `-' だった場合 に
       は、そのファイルには標準入力が用いられる。

       デフォルトでは、 fold は 80 桁以上の行を分割する。出力は必
       要な分の行数になる。

       デフォルトでは桁数の評価は画面出力のイメージをもとに行われ
       る。したがってタブ文字は複数桁に数えられることが多いだろう
       し、バックスペース文字は桁数を減らすことになり、復帰 (car-
       riage return) 文字は桁数のカウントを 0 に戻すことになる。

オプション
       -b, --bytes
              桁 数 で はなくバイト数をカウントする。したがってタ
              ブ、バックスペース、復帰の各文字は、他の文字と同 じ
              く カ ウ ントをひとつだけ増す効果のみを持つことにな
              る。

       -s, --spaces
              単語 (word) の境界で行の分割 を 行 う。 行 に 空 白
              (blank)  があれば、行の最大長を越えないうち、最も大
              きな桁にある空白で改行が行われる。行に空白がひと つ
              も なければ、行の最大長の位置で改行が行われる (通常
              の動作と同じ)。

       -w WIDTH, --width=WIDTH
              行の最大長を WIDTH 桁にする (デフォルトは 80)。

       --help 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了 す
              る。

       --version
              標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。

注意
       プ ログラムのバグについては bug-textutils@gnu.org に報告し
       てください。
       man ページは Ragnar Hojland  Espinosa  
       が作成しました。

GNU textutils 2.0         15 August 1999                  FOLD(1)