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gnuのsh-utils付属のenvコマンドのマニュアル。
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env(1) env(1)
名前
env - 環境を変更してプログラムを実行する
書式
env [-] [-i] [-u name] [--ignore-environment]
[--unset=name] [name=value]...] [command [args...]]
env [--help] [--version]
説明
env は、コマンドラインで指定したように環境を変更して com-
mand を実行する。`variable=value' の形式の引数は、環境変数
variable を値 value に設定する。 value は 空 で も よ い
(`variable=')。 変数を空の値に設定するのは、その変数自体を
無効にするのとは異なる。
残った引き数のうちの最初のものが、実行されるプログラムを指
定する。プログラムの在処は環境変数 PATH の指定に基づいて検
索される。これ以降の引き数はすべて実行プログラムに引き数と
して渡される。
環境変数設定の後にコマンド名が指定されない場合は、結果とし
て得られた環境を印刷する。この動作はコマンドに printenv(1)
を指定したときと同じ。
オプション
-, -i, --ignore-environment
継承された環境を無視して、空の環境から始める。
-u, --unset name
変数 name が環境にあれば削除する
--help 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了す
る。
--version
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。
注意
プログラムのバグについては bug-sh-utils@gnu.org に報告して
く だ さ い。 ページの更新は Ragnar Hojland Espinosa が行っています。
GNU Shell Utilities 2.0 18 August 1999 env(1)