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gnuのsh-utils付属の echoコマンドのマニュアル。

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echo(1)                                                   echo(1)

名前
       echo - 1 行のテキストを表示する

SYNOPSIS
書式
       echo [-ne] [string...]

       echo [--help] [--version]

説明
       echo  は与えられた string をそれぞれ標準出力に書き出す。そ
       れぞれの間にはスペースを挟み、最後の引数の後には改行 を 行
       う。ただし -n オプションが指定されている場合は改行しない。

       ほとんどのシェルには同名の組み込みコマンドがあるので、単に
       `echo'  として実行すると、ここで記述されたものとは異なった
       機能のものが実行されるだろう。

オプション
       -n     行末の改行を行わない。

       -e     string 中の、バックスラッシュでエスケープされた文字
              の解釈を有効にする。それぞれの意味は以下の通り:
              \a     アラート (ベル)
              \b     バックスペース
              \c     行末の改行を出力しない
              \f     フォームフィード (form feed)
              \n     改行 (newline)
              \r     復帰 (carriage return)
              \t     水平タブ
              \v     垂直タブ
              \\     バックスラッシュ
              \nnn   アスキーコードが nnn (8 進) の文字

       GNU  echo   が引数一つだけで起動された場合には、以下のオプ
       ションが認識される:

       --help 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了 す
              る。

       --version
              標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。

注意
       プログラムのバグについては bug-sh-utils@gnu.org に報告して
       ください。ページの更新は  Ragnar  Hojland  Espinosa   が行っています。

GNU Shell Utilities 2.0   18 August 1999                  echo(1)