戻る
GNUのtextutils付属のcommコマンドのマニュアル。
================================
COMM(1) COMM(1)
名前
comm - ソート済みの2つのファイルを行ごとに比較する
書式
comm [-123] FILE1 [FILE2]
comm [--help] [--version]
説明
comm は二つの入力ファイルを読み込み、共通な行および共通で
ない行をそれぞれ表示する。一方の FILE が省略されると、その
分 は 標 準入力から読み込む。また FILE が `-' だった場合に
は、そのファイルには標準入力が用いられる。
オプションが与えられない場合、 comm は 3 列からなる出力 を
生成する。第 1 列には FILE1 だけにしか含まれない行を、第 2
列には FILE2 だけにしか含まれない行を、そして第 3 列には両
方のファイルに共通に含まれている行をそれぞれ出力する。列は
区切りである。
-1 第 1 列の出力をしない。
-2 第 2 列の出力をしない。
-3 第 3 列の出力をしない。
--help 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了 す
る。
--version
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。
返り値
他の比較ユーティリティと異なり、 comm の返す終了ステータス
は比較結果に依存しない。通常終了をすると、 comm は終 了 ス
テータスとして 0 を返し、エラーがあると 0 以外のステータス
を返す。
注意
プログラムのバグについては bug-textutils@gnu.org に報告 し
てください。
man ページは Ragnar Hojland Espinosa
が作成しました。
GNU textutils 2.0 15 August 1999 COMM(1)